素晴らしい "Cadeau"
- 2013/10/21(Mon) -
晴天に恵まれました帰国間際の日曜日、最後の最後にブロカントへ出かけましたところ、
丁度1年程前に、大変美しいコンソールをふたつ、譲って下さったムッシューが、出店
しているのを発見し、嬉しくなって 「Bonjour,Monsieur!」と、声をかけますと、
去年とは全く違う柔らかな表情で、「ああ、久しぶりだね。」と、私の事を覚えていて
下さり、とても嬉しく思いました。

「今日は天気が良いから助かる。色々置いてあるから、ゆっくり見ていきなさい。」
と、ムッシュー。

そこには目に毒なコンソールテーブルや美しい家具類が所狭しと並んでいました。

「実はもう、来週には帰国するのです。航空便船便も既に引っ越し業者さんにお願いして
梱包、搬送していただいたので、大きな品は持ち帰りが難しくて・・・」

と、話しましたら

「そうかい、日本に帰ってしまうのかい。。。 」 と、ムッシュー。

「でも、最後の最後にこうしてまた、美しい家具類を拝見でき、ムッシューにも会えて
このブロカントに来て良かったです!またブリュッセルに来る時に会えるといいなぁと
思います。」 と、笑顔でその場を離れようとしましたら

「送る手段はあるだろう? 日本まで送料が高くかかってしまうだろうけど。」

と、仰るので、

「・・・そうですね・・・例えばこのコンソールテーブル、味わいがあってとても素敵ですね。
使い方は違うかもしれないけど、仕事の際、サイドテーブルとして使えるかも、と、思いました。 
パソコンを机に置くので、その時、もうひとつテーブルがあったらいいなぁ、って、ずっと
思っていたのです。 でも、コンソールはそんな風に使わないものですよね。(笑)」

と、話しますと、

「それ、持って行きな。使い方なんて使い手によって変わるものだよ。」 
と、ムッシュー。

「???」 と、理解できない私に

「Cadeau (プレゼント)だよ。大事に使ってくれる人の所へ行くのが家具の幸せだからね。
実はそのテーブル、見ての通り何度か雨ざらしに遭って、脚にもあちこち傷があるんだよ。
手入れはしてみたが、中々売れなくてね。この大きさなら取り敢えず車には乗るだろう。」

と、吃驚するような事を仰るのです。

すると、私達の会話を聴いていた夫が、「何話してるの?俺はフランス語はボンジュールと
メルシしか知らないけど、テーブル買うの?」 と尋ねるので、

「実は店主さんが、このテーブルをプレゼントして下さるって。如何しよう。」というと、

「え?!これを?!本当に?!」と、夫も吃驚。

「いるの?いらないの?」 と、ムッシュー。

「まだ、船便荷物、間に合うと思うよ。業者さんに問い合わせてみなければわからないけど。」

と、夫。

ということで、素敵なご縁に感謝しつつ、有難くいただくことに致しました。

「あの、後程是非御礼をしたく思いますのでお名刺、いただけますか?」

と、お願いしましたら、

「またきっと、こんな風にどこかで会えるだろう。その時でいいよ。(笑)
そう、また会える気がする。 私の名前はS。」

と、ムッシュー。

「私はマリアと申します。そうですね、私もまた、再会できそうな気がします。
それではその時まで、お元気で。」

と、テーブルを有難くいただいたのでした。

そのテーブルがこちらです。

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幸い船便に間に合い、先日、他のコンソール達と一緒に無事、日本に到着しました。
到着後、専門の所で綺麗にしていただきましたら、傷は多少残りましたが艶が出て見違える程
美しくなりました♪ アンティーク品ですから、傷もかえって味わい深さとなりますね。

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今後はこのテーブルの上で、筮を立てたり、タロットをシャッフルしようと思います♪

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