ケルンへ行ってきました☆ その4  モンブランで初万年筆&オーデコロンの元祖
- 2012/12/27(Thu) -
前回、オーデコロン=ケルンの水 の続きです☆

4711本店を後に、ケルン大聖堂へ戻る途中、偶々モンブランのショップを見つけました。

P1010171terwer.jpg

大人になって万年筆を持つ時は、モンブランの万年筆を、と、長い事憧れていましたお店、
しかも本場ドイツにて目の前にし、暫し足を止めてしまいました。

実は大好きだった祖母が亡くなる前に、「これで何か、上等な品を買いなさい。私はもう、
選んであげられなくなるから。 長く使える品を買いなさい。」 と、私の誕生日にお祝いを
いただき、万年筆を、と、思ったのですが結局、当時はまだ、私にはモンブランの万年筆など
不相応、字も下手だし、などと思っているうちに7年も経ってしまいました。 

モンブランのお店はもしかすると、祖母が連れて来てくれたのでは、と、思ってしまい、
ケルン魔女会議で頑張った思い出に、と、求める決意を固め、緊張しながらショップへ入りました。

ショップにはビシッとしたスーツのイケメン店員さんが3名程居まして、その中の、
アジア系な御顔立ちの男性が、「何かお探しでしょうか?」と、声をかけてくださいました。
私は緊張しながら 「万年筆を。。。」 と、答えますと、ニコッと微笑み、
「どのようなタイプの物ですか?」 と、仰いますので、「実は、万年筆を持つのは
生まれて初めてなのです。字は下手ですが、よく手紙を書いたり日記を書いたりしますので、
書きやすくて長く使える万年筆を、と、思いまして。」と、言いますと、サイズの違う
色々な種類の万年筆を見せて下さいました。 また、書き味やインクの太さ等、試し書き
してみて下さい、と、手渡されたペンで先ず、私が書きましたのは、「呉祐子様」という、
よくお手紙を書かせていただいています祐子さんのお名前でした。書いても日本語ですし
わからないだろう、と、思ったのですが、アジア系のその男性は、
「私の名前と同じですね。(笑)」と、とても美しい字で「呉」と書かれたので吃驚しました! 

P1010536mb.jpg

この名前は親しい友人の名前なのですけど、貴方も呉さんですか?と、尋ねましたら、その男性は
中国の方とのこと、その達筆さに、あらためて私の悪筆に恥ずかしくなりました。(涙)
こんな私にはやっぱり万年筆なんて勿体ないのかも。。。別の品の方が、と、思ってしまいましたが、
「そんなこと無いですよ、とても温かみのある優しい字を書かれますよ。(^^)」と、さりげなく
フォローしていただきました。(嬉涙) ありがとう、呉さん!
私が日本人で日本語を書くと知ると、特に漢字を書くには細い方が良いですよ、と、アドバイス
下さり、念願の万年筆を求める事となりました☆ 折角ですので、ボールペンも一緒に☆

P1420389terwerer.jpg

お店を出ると、祖母に手を合わせ、「やっと、やっと本場ドイツで念願のモンブランの
万年筆を求めました。大事にしますね!ありがとう!」と、感謝の気持ちを伝えました。

そろそろ帰宅の時間が迫りました。 美味しそうなパン屋さんに立ち寄りパンを求め
(ドイツのパンはとっても美味しいです♪)

P1010129terwere.jpg

P1010133terwere.jpg

P1010135terwer.jpg

ライカのカメラに立ち止まり目の保養

P1010273reree.jpg

その先にはお土産ショップが。

P1010187terwer.jpg

お店に入りますと、見慣れない香水が沢山置いてありましたので「これはオーデコロンですか?」
と、お店のご年配の女性に訊ねましたら、その女性は「そうよ、これが、元祖オーデコロンなの。
あまりにも4711が有名になってしまったけど、このオーデコロンはね、4711の100年も
前に作られたものなのよ。」と、オーデコロンの歴史を説明してくださいました。

1709年7月13日に、ヨハン・ファリナという方によってケルンに世界で一番古い香水の工場が
創られたそうです。そのヨハン・ファリナ(1685-1766)はイタリア人の香水職人で、
彼の香水を彼の新しい故郷となったケルンに敬意を込め「オーデコロン=ケルンの水」と
名づけたそうです。彼の作ったオーデコロンの御蔭でケルンは香水の街として世界的に有名に
なり、そしてケルン市は市庁舎の塔に彼の石像を設置してたたえたのでした。
「私の香水は故郷イタリアの雨上がりの春の朝の柑橘類、花、ハーブを思い出させます。」と
自らの手紙に書かれたオーデコロンはプロイセン王室をはじめヨーロッパのほとんどの王室、
日本の皇室のご用達香水ともなったそうです(日本では1874年)。ナポレオンをはじめ、
ゲーテや森鴎外も、その爽やかな美しい香りに感嘆したそうです。4711よりも柔らかく
柑橘系というよりフローラルな甘さを感じる素敵な香りです。

「でも何故、4711がこんなにも有名になってしまったのでしょう?」 と、訊ねますと、

当時はまだ著作権が確立されていなく、ファリナに次いでオーデコロンが続々と出たそうで、
4711は後に出た幾つものブランドの中で大成功したブランドなのだそうです。今ではファリナの
香水より断然大きくドイツのトップブランドになってしまったので、殆どの人がオーデコロンは
4711がオリジナルと認識しがちなのだそう。4711も爽やかで清々しく素晴らしい香り
ですから大成功の理由はわかります。

こちらが↓元祖、ファリナのオーデコロンです。赤いチューリップが目印。

P1420672terwer.jpg

大聖堂からそう遠くない所に本店があるとのことでしたが、残念ながら時間がなかったのでまた
次回、ゆっくり出かけてみたいと思いました。親切にオーデコロンの歴史を教えて下さったショップの
女性に感謝致します。またひとつ、新しい事を知りました。ケルンにお立ち寄りの際はオーデコロンの
元祖、赤いチューリップもお忘れなく。

P1420681terwere.jpg

Farina 1709 Eau de Cologne Original こちらのウェブサイトを拝見する限りでは、4711のように
オーデコロンの他に(石鹸やローション等)色々販売しているという感じでもなさそうですね。
従業員は50人程、現在の社長は8代目だそうです。

4711のサイトはこちらです。華やかですね。

。。。と、あっという間のケルン出張でしたが、ケルン大聖堂とクリスマスマーケットを後に、
ブリュッセルへ戻りました。

P1010295terwer.jpg

P1010294terwer.jpg

P1010293terwer.jpg

P1420622terwere.jpg

P1420630terwere.jpg
この記事のURL | ドイツ | ▲ top
| メイン |