ガブリエル・バンサンの絵本☆ その2
- 2011/12/20(Tue) -
3年程前、同じタイトルで記事を書かせていただきましたが、ガブリエル・バンサンの絵本、特に
セレスティーヌとアーネストシリーズは、星の王子さまと同じくらい大のお気に入りです☆

此方に越して来まして間もない頃、ふらり本屋さんに入りましたら、私が持っていますガブリエル・
バンサンの絵本のフランス語のものが沢山並んでいますのを見つけ、嬉しくなり絵本を開きますと、
同じく嬉しそうに手に取る女性が 「彼女はブリュッセル出身ですものね。^^」 と、誇らしげに仰った
ひとことにビックリし、調べてみましたらガブリエル・バンサンはベルギーのブリュッセル生まれなのですね!
ガブリエル・バンサンの絵本の大ファンで、もう20年以上読み続けているといいますのに、
そんな肝心な事も知らずに読んでいました事、恥ずかしくなりました。 しかも彼女が生まれ育った地に
私も今住んでいる事の奇跡にとても嬉しくなり、彼女の言葉で描かれたフランス語の絵本をこの1年半で
少しずつ買い揃えました。^^ 
嬉しい事に、絵本のフランス語はなんとか全て辞書なしで読めてしまえるくらいいつの間にかフランス語が
少しずつ上達している事に喜びながら(星の王子さまをスラスラ読むにはもう少し時間が必要かも。。。)、
矢張り日本語訳より原語で読む方が、ガブリエル・バンサンの気持ちにより近づけるよう感じますし、また、
ベルギー人ならではの大らかで温かな気質をより感じられ、あらためて感動しています☆
まさか、大好きな絵本の作者がベルギーのブリュッセル生まれで、原語の絵本を現地にて読めるとは、
20年前には想像もつかないことでした。

何気なく読んでいました絵本も、じっくり見直してみますと、ブリュッセルの日常的なこういう風景、
よく見かけるわぁと確認しましたり、ホットチョコレートやワッフルが出てきたり、お金を稼ぐ為に
ヴァイオリンを弾いたり等、石畳や煉瓦の建物の様子もベルギーならでは、と、まるで子供が初めて
絵本を手にしワクワクするように、拙い読み方でベルギーならではなフランス語を楽しんでいます。^^

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大好きな「ふたりでしゃしんを」

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今の季節に何度も読みたくなるクリスマスシリーズ☆

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クマのアーネストがクリスマスパーティーの途中でサンタさんにこっそり変身し、子供たちへサプライズ
するシーンがあるのですが、セレスティーヌはサンタさんがアーネストということに気づかず、サンタさんが
来た事をすぐにアーネストに知らせたく、急いでアーネストを探します。 でも、何処にも居なくて、
一面雪の外へ探しに行くのですが、日本語訳は「どこへいったのかしら、アーネストは?」ですが、
フランス語では 「アーネスト、あなたはどこにいるの?」 とアーネストを探す必死さが伝わり、
日本語訳では「アーネストが いなくなっちゃった!」となっていますが、フランス語では
「私のアーネストを失ってしまったわ!」 と、泣いて家に戻って来るセレスティーヌの言葉に、
よりアーネストへの愛情、大切さが伝わります。 
家に入り、アーネストがサンタさんという事を伝える場面がありますが、そこにも日本語訳にはない
「ほら、セレスティーヌ、彼はあなたのアーネストよ!」 と、子供たちがセレスティーヌに教える言葉が
フランス語らしい表現で素敵です。 先日、ベルギー人の友人宅でのクリスマスパーティーに呼ばれたの
ですが、少し遅れて到着しましたら、「ほら、やっと私たちのマリアが到着したわ!」と、迎えて下さって、
親しい人へ「私の、私たちの」と、呼ぶ習慣に最初は戸惑いましたが、慣れますと温かな愛情が感じられ
とても素敵な表現に思います☆

昔、子供たちに読み聞かせていた頃の事を思い出し、またあらためて、子供たちとフランス語の勉強を
兼ねて懐かしく読み返しています。^^

もう一冊、大好きな本は、アンジュール―ある犬の物語。 

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この絵本はただ鉛筆のデッサンのみの絵本で言葉は一切なく、それでも犬の気持ちが雄弁に
描かれています。 動物愛好家の多いベルギーも、バカンス捨てなど犬猫にとっては大変残念で厳しい
現実もあります中、人の冷酷さと温かさを、ガブリエル・バンサン独特のタッチで描かれています。

原語に出会うまで、アンジュール=この犬の名前だとばかり思っていましたが、フランス語で
アン ジュール=un jour (ある日) という意味だったのですね。^^; 
un jour, un chien,ある日、ある犬の物語、です。
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