30年物のスーツケース
- 2010/05/26(Wed) -
渡航準備も着々と進む中、久しぶり深い愛着のありますスーツケースを出し、その大切なスーツケースに
纏わる懐かしい色々な出来事に思いを馳せてしまいました。(遠い目)

こちらが↓深い深い愛着のあります、私が娘と同じ年頃に父の住むブラジルへ一人、旅立つ事になりました
為、祖母に買って貰いました大事な大事なスーツケース。もう30年も昔のものですが、未だに大事に
使っています。

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昔からこの、ボルドー色が好きで、祖母とデパートへスーツケースを求めに行きました際、真っ先に
目に飛び込んで来ましたのがこちらのスーツケースでした。片方に引き手がついています。

お店の人のアドバイスに(お店の人も一人で地球の裏側まで行く、という私の話にビックリしていました)
当時からやせっぽっちで、身長は160cmなのに体重が36キロくらいしかなく、ひとりで大荷物を
運ぶのは無理、とのこと、ひと目惚れしましたこちらのソフトケースはピッタリです、とすすめられ、
とても嬉しく飛び上がり、大喜びしましたことはいつまでも忘れません。(今は随分軽量になりましたが、
当時のハードケースは凄く大きく、そして重かったのですよね)

ソフトケースですと素材的に軽く、荷物を入れても楽に運ぶ事が可能でしたので、小さいですが、当時の
私には十分な大きさでした。 最悪パスポートとお金さえあれば、あとは何とかなるさという、楽観的な
気持ちで旅立った日を昨日の事のように思い出します。

同級生たちにさよならを言うのがとても辛くて、平日、誰にも告げず旭川空港を発ったのですが、
なんと親友が授業を抜け出し旭川空港まで駆けつけてくれまして、私の為に号泣してくれましたこと、
とても有難くて嬉しくて、あの時のセーラー服姿の彼女の泣き顔はいつまでも忘れられません。
「マリちゃんが学校に来ないからおかしいと思ってたら、先生から今日発つことになったって聞かされて
ビックリして教室抜け出して来た。・・・どうしてこういうことするの? どうして言ってくれなかった
の?!」 と、泣き崩れる親友に、「そういう顔、見たくなかったから、ごめんね・・・」と、
一緒に泣き崩れました。

私が旭川を発った後、彼女は祖母とタクシーで帰ったそうですが、祖母とはひとことも話さずずっと
下を向き泣き通しだったそうです。 
彼女は30年経った今も勿論、仲良しです。 久しぶり会えばこの話ばかりになります。^^

ブラジルに無事到着し、現地でもブラジル国内は勿論、ペルーやアルゼンチン等南米をあちこち
旅行しましたが、時折盗難に遭ったり行方不明になるスーツケースが多かった中、こちらの祖母に
買ってもらいましたボルドー色のスーツケースだけはいつまでも私の傍にいてくれました。 

同棲していましたブラジル人の彼と大喧嘩して、怒り狂いながら荷物をこのスーツケースに詰めて
彼の家を出たのですが(途中、物凄いスコールに遭ってしまい)、彼が慌てて追いかけてきて、
道端で尚大喧嘩しました挙句、結局仲直りし、スコールがやむまで雨宿りしつつ、彼がこのびしょぬれ
になったスーツケースを持ち、家に戻った事も・・・

ブラジルから泣く泣く帰国の時も、このスーツケースひとつでした。

アメリカ行きの時も勿論、こちらのスーツケースを持って出かけました。他にもショッキングピンクの
スーツケースがあったのですが、それは失ってしまいました。
アメリカで離婚し、家を出た時もこのスーツケースを、今の夫の家へ子連れで転がり込んだ時にもこの
スーツケースを持参していました。

移動の時は必ず私のそばでずっと見守ってくれていますお守りのようなスーツケース、今回の渡航にも
勿論、持って行きます。 このスーツケースは、私の笑顔、泣き顔、怒り顔、嬉しい顔、全て知って
います。^^ 

30年前、このスーツケースに出会った際、目を輝かせて喜んだ私を寂しげに見つめていました祖母の
表情も思い出します。 おばあちゃん、あらためてありがとう。 また遠くへ旅に出る事になったけど、
スーツケースと一緒に見守っていてね。

ちなみに此方↓は夫の15年物の普通サイズのスーツケース。 比べてみますと私のは小さいですね。^^

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