祖母が亡くなり、叔母から形見分けのひとつとして頂きましたこちらのエプロン。
「マリちゃんにね、このエプロン、是非、貰ってほしくて。 母が縫ったのよ。 これ、
何の布で縫ったかわかる?」 と、叔母。
祖母はよく、夜になると余った布切れを再利用し、エプロンや三角巾等を縫っていました。
そしてこちらの少しグレーがかった古いエプロンは、私が中学生の頃通学に着ていました
カッターシャツを再利用したものだそうなのです!
そんな大昔の布を・・・ と、エプロンを手に言葉を失いました。
私がブラジルへ行くことになり、着なくなったカッターシャツを、祖母は大切にとっておき、
エプロンを縫っていたのですね。 着ていたことすら忘れていました布との再会に、何だか
ジ~ンと温かい気持ちになり、涙が零れてしまいました。
「母はエコの天才だったかもね。 口癖は「いたわしい(北海道弁で勿体無い)」だったものね。(笑)」
と、叔母。
・・・そういえば、お掃除の時に掃除機を使っている祖母を見た事がない・・・
いつも箒を使い、手際よくお掃除していたっけ。
そんな祖母が魔女に見えたことがありました。(笑
あらためて、祖母との生活を色々思い出し、その姿勢に敬意を抱いています☆