独り易学研究会 就職の占いで地風升初爻
- 2016/02/01(Mon) -
前回独り易学研究会の続きです。

離婚は思いとどまり元さやに納まったクライアントさんですが、
お給料の少ない旦那様をなんとか少しでもサポートしたい、
4月からお子さんも小学校入学を控えていますので、クライアントさんも
何処か就職して働きたいとのご相談がありました、というところからですが、
そのご質問を受け、先生は地風升の初爻を得られました。
さて、貴方ならどう回答致します?
すぐに浮かぶのは、クライアントさんは家族の為に真剣に仕事を探そうと
なさっている方のように感じられます。その真剣さ、そして謙虚さを見て
下さる方が必ず居て、良い就職先が見つかる、と、見ました。初爻ですから
近いうちに近い所で良いご縁がある、見られます。(伏卦安泰ですしね)
初六は巽の主爻で、巽順の徳、人に謙り高ぶらない徳を持っています。
巽順の徳がありますから上の者から助けを得られ、伸びゆくことができると
すれば、何方か上の方からの紹介で良い就職先が見つかる、と、私は判断しました。
クライアントさんは謙虚で誠実な方と思います。どのような仕事であっても
一生懸命頑張りたいという意欲、お気持ちもおありと想像できます。
そういった熱意、人となりを見ている方はちゃんと見ているのですね。
さて、先生のご回答も、辞に允升。大吉。とありますから矢張り引き立てて下さる
大人がいるので就職先は意外とすぐに見つかりますよ、と、お答えしました、
果たしてクライアントさんはといいますと、升の初爻通り、ある方からの引き立て、
紹介を得て、お子さんが通う小学校のすぐそばにある保育園へ勤めることとなり、
お子さんと一緒に通えるようになったそうです。
朝はお子さんと一緒に出て、帰りはお子さんの学校が閉まれば保育園でお子さんを
待たせて一緒に帰られるので、大変良い就職先が見つかったと大喜びでいらしたそうです。

で、この地風升初爻は、私にとってとても思い出深い卦でもあります。
HP六十四卦の部屋のこの卦にもエッセイとして書かせていただいてますが、
それはかれこれ30年程前、私がはじめて易経を勉強してみようと決断し、
高井紅鳳先生から紹介して頂き、高部紅佑先生の門を叩いた初日のことでした。 
当時は今の私と同じくらいのお年頃でしたでしょうか、笑顔で優しく迎えてくださった
高部先生が、一番最初に筮の取り方を指導してくださった時のことです。 
「・・・そうね、はじめて易を立てるのだったら、今後貴女が易者としてやって
いけるか如何かを見ましょうか。」そう仰いながら、先生は徐に筮を取り始めました。 
そして、得た卦がこの升の卦だったのです。私にとって希望に満ちた大変嬉しい吉卦で、
とても喜んだことを覚えています。 升の初六でした。 
・・・ふと振り返りますと、升の卦のように、素晴らしい師に引き挙げて頂きました
お陰で30年も、地道にマイペースで易のお勉強を続けて来られたことに気づきます。
今後も頑張って、幾つになっても謙虚さ、誠実さを心し、易の勉強をコツコツ(独り)
続けていきたいと思っています☆

今回の独り易学研究会はこれまでと致します。(^^)

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ご参考までに 〜 マリアの占い館 六十四卦の部屋 (只今絶賛加筆訂正中!(笑))
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独り易学研究会 離婚の占いで風天小畜初爻
- 2016/01/30(Sat) -
占い師を長年やっていると、矢張り研究会などで色々な占例等の意見交換を
するのも大きな学びとなりますし、20代の若い頃は勉強の為、研究会には必ず出席
しておりましたけれども、元来人見知りで大勢と交わるのが大の苦手な偏屈人間で、
ひとり静かに学ぶ方が合っているという超我儘変人ぶりが年を重ねる毎にどんどん
酷くなり、よく、「易の講演はされないのですか?」ですとか「易の研究会を
開いてください」との申し出をいただくのですが、とてもとても私には無理、
といいますかもう、そういう器がありませんで(大勢の前に出ると卒倒するので)、
師匠からも「もう貴方は易を教える立場だ」と言われてそんなまだまだ、
といいつつ今年50歳という可也いい年齢の自分にあらためて驚きながら、
2年前ベルギーから帰国してから殆ど研究会にも参加せず、古い古い昔々の
加藤大岳先生の本などを開いては、研究会に参加した気になり、独り研究会に没頭
する易者としては可也アウトな日々でございます。^^;

では、日々どのような独り研究会をしているかといいますと、ノートとペン、
易占道具を揃え、尊敬する大岳先生をはじめ、昭和20年代や30年代頃の
偉いパイセン達の易占問答などを読み耽り「私ならこう解釈するけど」ですとか
「成る程、そういう解釈の仕方もあるなんて!!!」などぶつぶつ呟きながら
怪しく参加している気になっております。

そんな怪しい私の独り易学研究会の様子で宜しければ、研究会を開く代わりに
此方でお話しさせていただいても、と思いました。易をお勉強されている方に少しでも
お役に立てましたら幸いです。

私は日々課題を自分に出して、といいますか一度易の古本を開くとあっという間に
時が過ぎゆき、1日28時間くらいあればいいのに、と思いながら床に就きますが、
床に就いても眠る間際まで易の本と睨めっこしています。なのでエンドレスでは
ありますけれど、本日は昭和29年の易学研究実占問答から、「離婚」についての
占いについて、お話ししていきましょう。

クライアントさんは30代女性で旦那様がギャンブルにハマり(当時の難しい古い
言葉を今風にアレンジしてます)借金が重なり生活に困るようになったそうで
クライアントさんは実家へ戻り半年になるとのこと。その後旦那様は改心する
素振りもなく、ギャンブルにのめり込み、立ち直りそうにないとのことで、
きっぱり離婚して、他に何方か再婚相手を探した方が良いのか、とのご相談に、
占ってみましたところ、風天小蓄初爻を得ました。う〜ん、貴方なら如何回答致します?
私は先ず、小畜って少ししか畜められないし、あまり穏やかな卦ではないので
結婚にはアウトなんじゃないのかな、と思いましたけれど、クライアントさんは
未婚ではなく既婚者、既に結婚している場合で見れば、初爻なので復自道。何其咎。吉。
と辞にあり戻るのが良いかもしれない、といいますか、きっとクライアントさんご自身
相当迷っている筈で(伏卦)、結局はもとのさやに戻るんじゃないかしら、と。
家庭不和が伺える小畜ですけれど(三爻の辞に夫婦反目なんて出てきちゃうでしょ)
ですが結婚後とすればもう既にそれ(反目)が出ちゃっている、とも見られますよね。
それにこの卦は和合する時が来る事も暗示しています。
もっと深い見方をしますと、畜えが少ないと見れば旦那様のお給料は失礼ながら
少ないのでしょうね。そこで一発当てたいなんて夢を見てしまって余計事態は悪化する
といいますか。 で、先生方のご意見も似た感じで初爻の辞に着目、「元に戻れば
吉とありますでしょう」、と仰っておりますが、次いで先生は「初爻を子供の位置と
見る」と仰っていて、これには目から鱗でした。確かに!クライアントさんに
「お子さんがいらっしゃるでしょう?」と尋ねると、6歳のお子さんがひとり
いらっしゃるとのこと。そこで先生は、「お子さんの為にも戻るのが良い」という
結果をお出しになったそうです。 そして、伏卦も見逃せないところでありまして、
巽為風は風の如く行きつ戻りつ迷うことを示しています。クライアントさんの心には
相当の迷いがおありだったのでしょう。ですがお子さんの為に戻り、離婚を覚悟で
旦那様と話し合われた結果、旦那様はなんとかギャンブルから離れ、真面目になられた
とのこと。コツコツ働き辛抱することで、五爻の時が来れば経済的に立ち直る事も
可能なのですよね。とはいえお給料の少ない旦那様をなんとか少しでもサポートしたい、
4月からお子さんも小学校入学を控えていますので、クライアントさんも何処か
就職して働きたいとのご相談が、もとさやに納まった後、来たそうです。

長くなりますので就職のご相談につきましては次回ということで、今回の独り研究会は
これまでと致します☆

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ご参考までに 〜 マリアの占い館 六十四卦の部屋 (只今絶賛加筆訂正中!(笑))
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